寒天のパワーは食物繊維にあり!

寒天の食物繊維

 

かんてんぱぱ 伊那食品 徳用かんてんクック 4g×20p

 

 

健康パワーが注目されている寒天の原料は海草です。海草の中でも“紅藻類(紅色植物門に属した藻類の一群)と呼ばれる種類が主になっており、天草、オゴノリ、オバクサ、伊谷草などがそれに該当します。

 

 

寒天は、こうした紅藻類に含まれている粘性物質を熱水で抽出して、更に水分を除去して作られます。

 

 

もうひとつ寒天には大きな特徴があるのですが、それは2つのタイプの食物繊維が含まれていることです。通常、食物繊維は水溶性と非水溶性という2種類に分類されます。

 

 

水溶性の食物繊維は、ヌルヌルしたゲル状になっています。そのため各種の有害成分などを包み込む吸着力に優れており、食物が消化したり吸収するのを遅らせることで血糖値の急な上昇を抑制する効果があります。

 

 

対して非水溶性の食物繊維ですが、こちらは大腸内で水分を吸収する特性があり、便のボリューム(かさ)を増やし、腸内を刺激するという作用をします。腸内が刺激されることで、腸の働きも活性化しますから、便秘症状を改善してくれます。

 

 

つまりどちらのタイプもありがたい機能を有しているわけですが、寒天は、この水溶性と非水溶性、どちらの食物繊維も存在しているのです。「寒天が健康に良い」とされる理由は、ここにあることになります。

 

 

寒天には食物繊維が豊富に含まれているわけですが、寒天成分の約8割が食物繊維ということで、他の食品を見ても、これだけ食物繊維が多く含まれているものは、なかなか無いのです。